【S28シングル最終315位】筋肉ザシイベル
初めまして。今回初めて構築記事を書かせていただくsamemeです。
S28お疲れ様でした!自己最高順位の更新及び最高レートの達成ができたのでいい機会だと思い,構築の紹介をしてみようと思いました。
【戦績】
【構築経緯】
序盤から中盤にかけてランクマに潜っていて,ザシアン+イベルタルで展開してくる相手への対処が非常に困難だったのでこの並びを使おうと思いました。これら2匹をどのような型で使おうか考えているときに,A特化ザシアンの巨獣斬+電光石火にA特化珠イベルタルの不意打ちを組み合わせた超火力コンビが楽しそうだと思い,この2体を軸に構築を組み始めました。
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上記2体を有利対面で展開しやすいように,ステロ+欠伸+クイックターンで対面操作がしやすいラグラージを採用しました。
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上記3体ではコスモパワー型やリフレクター持ちのムゲンダイナを崩すことが困難になると感じたので,ヒードランを採用しました。
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上記4体ではイベルタルを物理で使う都合上日食ネクロズマが少し重くなり,またカイオーガへの対処にも苦労したので,甘えるを持って物理アタッカーの起点となることを防ぐラッキーを採用しました。
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禁伝2体環境では重くないポケモンを作ることは無理だと思い,最後の枠にはいろいろ何とかしてくれそうな拘りスカーフを持ったメタモンを採用しました。
【個体紹介】
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
性格:意地っ張り
実数値:195(220)-244(252)-135-x-135-173(36)
技:巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/電光石火
調整意図
A:特化
S:準速エースバーン抜き抜き
ザシアンの中で最も好きなA特化個体です。巨獣斬+電光石火で縛れる範囲が広く,異常火力の爽快感が半端なかったです。技は構築のコンセプトから巨獣斬と電光石火,そしてタイプ一致で打てるじゃれつくは確定で,残り一枠をインファイトとワイルドボルトの両方で使ってみましたが,ホウオウへの一撃が強烈なワイルドボルトを選びました。また,Sラインについてですが,基本的にザシアンミラーでは下をとると思っていたので,それを意識した立ち回りをすることを心掛けました。
イベルタル@命の珠
特性:ダークオーラ
性格:意地っ張り
実数値:201-201(252)-116(4)-x-118-151(252)
技:イカサマ/ダブルウイング/不意打ち/鋼の翼
調整意図
不意打ちの火力を最大にしたかったのでA特化。
また,なるべく素早さの高い個体を採用したかったので準速。
本構築のダイマックスエースにして,不意打ちの火力が高すぎるA特化イベルタルです。環境には特殊イベルタルが多く,それを読んでダイマックスしてきたホウホウや,準速以下のカイオーガ,バンギラスに勝つことができたのは良い点だと感じました。また,ザシアンに対するイカサマの火力がすさまじいのも評価点でした。但し,ザシアンが強烈な物理アタッカーである関係上,ほとんど選出されるヌオーやHBサンダーが重くなってしまい,特殊アタッカーにしておけばよかったと思うことがあったのも事実です。
ラグラージ@オボンの実
特性:激流
性格:呑気
実数値:207(252)-130-154(236)-x-113(20)-58
調整意図
HB:A222のザシアンの巨獣斬+じゃれつく確定耐え,じゃれつく×2をオボン込み確定耐え
HD:C特化珠サンダーのダイジェット15/16耐え
S:ミラーでのクイックターン意識で最遅
最強の対面操作枠でした。初手に出してステロ欠伸ループを展開したり,クッションとして出したりと運用の幅が広いのが非常に強い点だと感じました。また,相手のメタモンにこちらのザシアンがコピーされたときに,メタモン(ザシアン)の+2巨獣斬に対して一度は後出しできるのも強かったです。技はステロ,欠伸,クイックターンはほぼ確定で,最後の枠を地震と守るのどちらにしようか悩みましたが,守るが必要な状況はほとんどなかったので地震で正解だったと思います。唯一の不満は,なぜかラグラージミラーで常に先に動いていたことです。
ヒードラン@食べ残し
特性:貰い火
性格:臆病
実数値:191(196)-x-127(4)-156(44)-128(12)-141(252)
技:マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/挑発
調整意図
不明(ごめんなさい)
ボックスで眠っていたヒードランをそのまま採用しました。最初は持ち物を風船にして使っていましたが,ムゲンダイナを相手にするのに食べ残しの方が優れていると感じたので食べ残しに変更しました。マグマストームが当たると相手のサイクルに大きな損害を与えられることが多いので,運頼みではありますが強いポケモンだと感じました。タイプが炎鋼で,ザシアンをコピーした相手のメタモンに対する引き先になれたのも強い点でした。また,最速であるために環境にいる日食ネクロズマに対しても,対面で1回は上から動くことができて,地震を持ってない個体相手にはそこそこ強く出れたと思います。
ラッキー@進化の輝石
特性:自然回復
性格:図太い
実数値:331(44)-x-62(252)-x-152(212)-70
技:地球投げ/タマゴうみ/ステルスロック/甘える
調整意図
B特化
それ以外のことは忘れてしまいました(ごめんなさい)。
環境に存在する特殊アタッカーのほとんどに対して後出しできるかつ,甘えるを採用することで物理アタッカーの起点になることまで防げる万能な存在でした。特殊受け+ネクロズマに突破されないという点で採用しましたが,ネクロズマに先に展開されたら流石に止めることができないので,立ち回りが求められるポケモンだと感じました。
メタモン@拘りスカーフ
特性:変わり者
性格:勇敢
実数値:155(252)-x-x-x-100(252)-47
技:変身
調整意図
HD:生意気HD調整リスペクトのHD252振り
S:ミラー意識の最遅
最後の枠には,上記5匹でどうしても対応できないポケモンが相手にいる際にコピーしてそのまま勝ち切る可能性を見出せるメタモンを採用しました。メタモンが自分の構築にいるだけで,ザシアンや黒バドレックス入りの構築は選出しないorメタモンにコピーされた際の対策枠の選出が余儀なくされるというのは強いと思いましたが,後から考えてみると相手のザシアン受けポケモンが自分のザシアンにも対応できることが非常に多く,自分のイベルタルが物理アタッカーなこともあってダイマックスをしなければ突破できないことがあるので,一概に強いとは言えないと思いました。あと,このメタモンが変な調整になっているのは,手っ取り早く最遅にできるミントが勇敢しかなかったことと,メタモンの調整はそこまで厳しくしなくてもいいだろうという甘えによるものです。
【重いポケモン】
HBサンダー@アッキの実
こちらのイベルタルが物理アタッカーであるために,ラグラージを絡めて眠らせるか,相手に引かせるかという立ち回りをしなければなりません。
ヌオー(欠伸持ち)
イベルタルがダイマックスしなければヌオーを突破できません。欠伸持ちヌオーへの対処にはほとんどの場合,どのポケモンかを眠らせた後にダイマックスイベルタルを展開することになります。
【選出】
基本的にはラグラージ,ザシアン,イベルタルが多いです。それ以外の場合だとムゲンダイナ入りにはヒードランを,カイオーガや日食ネクロズマ入りにはラッキーを選出し,刺さりそうだと思った構築にはメタモンを選出します。
【最後に】
閲覧ありがとうございました。一応レンタルパーティを載せておくので,もしよろしければ使ってみてください。(1ヶ月程度は公開しておきます。)
※一部,あまり多く打たなそうな技のPPは妥協しているのは許してください。
質問等はTwitter @sameme_18までご連絡ください。
追記(5/13)
記事に記したメタモンの技がおかしかったので訂正しました。